わが社の現在置かれている状況を分析してみると、公共事業依存型の地域経済の影響を受けているのは、明白である。
目前に見えてくるのは、売上高の減少である。そこで自ずと実行されてくるのは、第一に経費削減である。中でも特に人件費の削減が大きな数字を示すことになる。わが社の場合アウトソーシング・パートなど内部環境のスリム化がとられてきている。
問題は、外部環境である。過去50年間の奄美経済発展の基幹となってきた公共事業産業は
ガタガタである。土木業者は皆、生き残りをかけて経費削減・コスト削減に走る。そこでも真っ先に行われるのが、人材カット、人件費削減である。また、わが社のような建設・土木資材屋への支払い先延ばしである。 時代は、変わったと認識する。
わが社も数年前より県外への新営業も手がけている。しかし、
これはまだ始まったばかりである。また、競争相手も全国となるのでなかなか油断がならず、
細部までの思考と、決断をようする。
また、現店舗での売上状況も問題である。ポイントカードの導入、わが社の強みを打ち出した
顧客獲得への商売方法などなど。しかし、消費が続かない、消費者が、あえいでいる。
農業資材を得意とするわが社は、農業に携わる人々の姿が見えてくる。しかし、この奄美で
残れるとしたら何であろうか? 農業 であるかも知れない。問題はやり方である。
わが社は、今、さとうきび に投資・勉強中である。金を生む農業。そこから発展させられるものは、何か。 それが、今わが社に与えられた問題である。